活動記録〜21世紀〜
これまで「活動記録01-02」と称し、2001年2002年の活動を綴って来たが、あまりにもこの2年の記録が少ないので、「活動記録〜21世紀〜」と統合することにいたしました。

 VOL.1 並看師に弟子が  2001.11.01

 VOL.2 聖地の最後  2001.11.07

 VOL.3 並木順 in ドーム  2002.05.01

 VOL.4 徳島県看板旅  2002.05.03

 VOL.5 並看師はたしかに新居浜に!  2003.01.31

 VOL.6 並看師の足取り  2003.05.07

 VOL.7 祝!芸能生活10周年  2003.08.25 NEW


VOL.1 並看師に弟子が  2001.11.01

新居浜市内の「なつかしグッズと駄菓子の店」C。

狭い店内には時価数十万円のプレミアグッズから

十円の駄菓子まで所狭しと並ぶ。



なつかしグッズと駄菓子の店C 店内


壁にも一面ポスターや看板が。

昭和を思い出させる懐かしい品々。

幼い頃を懐かしんでいるその時に・・・・・・


ぐわっ!


こんなことがあっていいのか!

偶然発見!

「女のいのち花 低音 並木順」



店内に並看が!


思わず店主に駆け寄る。

「こ、この看板は!!!」

「非売品です」

「いや、売ってくれじゃなくて・・・ど、どこで入手を!」

「バイヤーを通じて手に入れました。でも・・・」

「でも?」

「この看板はレプリカなんです」

「?」(えっ?)

「世間で言われている並看師の作品ではありません」

「??」(どう言うこと??)

「並看師と深いかかわりのある方の作品と聞いておりますが、・・・」

「???」(だからなんなの?)

「熟練な並看師のお弟子さんの作品と言っても間違いではないでしょう」

なんと!謎に包まれた

看板職人「並看師」に弟子の存在が!!

作品をよく観察してみよう。字体は完全に並看師のもの。

「女」の「ノ」の字の突き出し方。

「女の命」の「の」の曲線の使い方。

これでも本家並看師の作品ではないと言うのか!

「レプリカと言うことは、模造品というか複製品ってことですよね?」

「ハンドメイドですので模造品の方がニュアンス的には合ってるでしょうか」

「じゃー、ここでは非売品でも、どこかでは入手できるってことですか?」

「それは難しいですね」

「なぜに???」


「本物よりレプリカのほうが
 圧倒的に枚数少ないですから♪」


たしかにこの近隣地区の並看設置の密度は高い。

その気になれば、本物を街角から拝借してくることも十分可能。

でも、町の風景として敢然と溶け込む並看を盗み出すのは心が引ける。

そんな中登場の


「並看・レプリカ」


欲しい!絶対欲しい!一家に1枚・・・・。

しかし、懐かしグッズショップに並べられる並看。

もう一世を風靡して、

すでにアンティックの部類なのか?並看?

懐かしむ人がいるのか?並看?

製造元は日本国内か?並看?

コピー商品だけに、アジア某国製ではないのか?並看?

でも、本物よりレプリカの方が入手しにくい並看。

相変わらず奥が深い・・・・・




VOL2 聖地の最後  2001.11.07

「最後の聖地」は聞いたことあるだろうが、これは「聖地の最後」である。


11月2日 金曜日。

朝、出社前に携帯に得意先から電話がかかってきた。

「申し訳ないけどすぐ来てくれないだろうか?」

「分かりました。お伺いします」

勤務先に電話を入れ

お客様のところに直行することを告げ

車を走らせた。

朝一番でお伺いして商談30分。

少々出社が遅くなったが会社に向かう。

通勤時間帯を過ぎたこともあって

国道11号線は比較的流れている。

土橋(つちはし)廃屋の前を通りかかる。

ここは初めて並看を発見した

「並木順看板後援会新居浜支部」発祥の地。

しかも4枚もこの廃屋には並看が掲げられていた。

(1枚はいつの間にか撤去され現時点では3枚)

並看後援会新居浜支部の中では

この場所を「聖地」として崇めていた。


うわっ!!


思わず目が点になる。

廃屋の前にトラックが!

2〜3人の作業員が廃屋内部を片付けている。

「もしかして・・・」

いやな予感がした。

一度は通り過ぎたもののすぐにUターン。

廃屋の近くに車を止め作業員に声をかける。

「ここ・・・壊すんですか?」

「はい。道路拡張しますから」

茶髪の作業員は丁寧に答えてくれた。

廃屋撤去。

いつかはこの時がやってくるとは思ってはいたが・・・

こんなに早く訪れるとは・・・

これまでの並看探索が走馬灯のようによみがえる。

そう、全てはここから始まったのだ。



マンボウは2億もの卵を生むという。

その中で成魚まで成長するのはわずか1〜2匹。

並看も取付けられては撤去されの繰り返し。

その存在確率は低い。

町の景観上美しくないと思う方もいるであろう。

また、廃屋やフェンスとはいえ

いつの間にかこんな看板を付けられていた

所有者の怒りもあるだろう。

設置後このような人々にすぐに撤去された並看も多いはず。

いくら並看師が撤去されにくい場所に設置したとしても

「許可」を得ていない限り

遅かれ早かれ撤去の運命にある。


話がそれてしまった。

茶髪の兄ちゃんに訪ねる。

「並木順の看板なかった?」

「あ〜、ありましたよ」

「それ、貰えない?」

「いいですよ」

1枚の看板はまだ柱からヒモで吊るされている。

取り外そうとしたら茶髪の兄ちゃんは

訳も聞かずにヒモを作業用のカッターで切ってくれた。

「あと2枚あったはずだけど・・・」

「あ、ここに置いてますよ」

黒い板に白字で書かれた2枚目をゲット。

残るはあと1枚である。

脇から作業員のおばちゃんが出てきた。

「もう1枚の看板ね〜 この中一緒に入れてしもたわ」

廃屋の脇に積まれた20枚近くの畳。

上1、2枚をめくって見るが確認できない。

これ以上この場にいるのは作業の邪魔である。

「この畳トラックで運ぶんやろ?」

「ええ」

「運ぶ時に看板出てきたらその辺に置いといてくれない?」

「でもクレーンでこのまま吊り上げちゃいますからね〜」

「・・・」

仕方がない・・・

「もし、手にとれる所にあったら置いといてください・・・」

それ以上は何も言えなかった。

作業員の兄ちゃん おばちゃんには何の罪もない。



「聖地」と呼ばれた廃屋は撤去され、更地となる(後方廃屋は別のもの)


11月4日 日曜日。

可能性を信じて廃屋まで行ってみた。

畳の山はそのままである。

昨晩からの雨に濡れて重さも増している。

一人の力ではどうにもならない。

「・・・だめだ。あきらめよう」

しかし、2枚の看板の最終処分場行きを阻止した。

並看を発見するだけでなく保存する。

この行為には並看師も許してくれるだろう。

ただ、私達は並看師ではない。

勝手に別の場所に設置する訳にはいかない。

今後どうするかはこれから考えよう。


2枚の並看はうちの物置きで今静かな眠りについている。


目覚めの時を信じて。

保護された2枚の看板


VOL.3 並木順 in ドーム  2002.05.01

すっかり並木順看板後援会新居浜支部としての活動が止まっていたのだが

しかも、今頃になっての更新で大変申し訳ないのだが

並木順新居浜公演である。

その情報は看板後援会メンバーKから入った。

「喜光地商店街にコンサートのポスターが貼ってある!」


即座に現地に急行。

まぎれもない、「並木順新曲発表会」が2月3日に開催される。

主催は本家本元「並木順愛媛後援会新居浜支部」である。

これはなんとしても行かなければ!


2002年2月3日開演時間の午後12時。

銅夢(ドーム)にいはまに向かう。



会場の正式名称は「新居浜市商業振興センター」という、ドーム形状の建物だが

ここ、新居浜市は別子銅山で栄え、住友発祥の地。

だからといって「銅夢にいはま」・・・

当て字とは言え、ベタな安易なネーミングである。

新居浜市の施設はこのベタなネーミングが大笑いのものが多い。

人工海浜&マリーナが「マリンパーク新居浜」

サッカー場が「グリーンフィールド新居浜」

全て市民からの公募だが、

こんな安易なネーミングしか決定できない、

想像力のないお役人がのさばる、お間抜けな土地柄である。

話はそれてしまったが、

ポスターに書いてある時間に会場に向かったのだが、

場内では思いっきり素人のカラオケ大会である。

受付の方に訪ねてみる。

「すみません、並木順さんのステージは?」

「午後6時半からです」

「・・・」

延々とこれから6時間半、素人カラオケ大会が続く模様である。

出直そうと思ったその時、呼び止められた。

「あれっ?○○さん?」

その声の主は並木順後援会の吉田さんであった。

1年以上前に並木さんが来浜された時、お世話になった

本家本元「並木順後援会」の主力メンバーの方である。

「いや、よく来てくれました。ありがとう」

そして、久々の再開の吉田さんから

「今、並木さん、裏のおそば屋さんで食事してますから一緒に行きましょう」

と、なんと有り難いお言葉!

吉田さんと徒歩30秒、銅夢にいはま隣の「そば八」へ向かう。

(低音)「いや〜、○○さん!」

並木さんとご対面。

(低音)「よく来てくれました」

と、毎回お約束の握手を求められ、食事席に勧められる。

一昨年に続き、またもやずーずーしく並木さんとお食事を共させていただく。


本家新居浜後援会の皆様と

しばしの談笑後、夕刻のステージに向け、並木さんは一度宿舎へ。

こちらも夕方の再訪問を約束してそば八を後にする。



午後6時半、再度「銅夢にいはま」を訪問。

しかし、カラオケ大会が予定より早く終了したらしく

並木順オンステージはプログラムの半分を消化。

「不覚っ!!」

すでに曲目は新曲「好き好き小唄」に。

♪みんな〜好き好き〜、あなたが好きよ〜

昨年11月発売のこの新曲。

歌のポイントは

♪抱いて下さいしっり〜と〜

の「ぽ」だそうである。

並木順歌謡指導により、場内のカラオケファンが一斉に歌い出す。



♪抱いて下さいしっり〜と〜

こんな光景を目の当たりにしながら「健在!並木順」を再確認し会場を後にする。

次回の再開を楽しみにしたい。




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